足をかばいながらも、新しい仲間に教える手。その日の現場で感じたこと
2026年8月25日
盛夏の日差しが事業所の窓から斜めに入り込む午後。梱包作業のテーブルの周りは、いつもより少し慌ただしい雰囲気でした。
新しく来られた利用者さんが、今日も作業に入られていたんです。まだ一週間ほど。袋詰めのコツも、シールを貼る位置も、すべてがまだ新しくて、ぎこちない手つきで進んでいました。
そこへ声をかけてくれたのが、ある利用者さんでした。私たちの事業所に通って、もう長く働いてくださっている方です。その方、実は今日、足をかばっているのが見て取れました。少し足を引きずるような歩き方で、作業中も時折、片足に体重をかけ直すような仕草をされていたんです。
私が「足、大丈夫ですか?」と声をかけると、「いつも痛いけど大丈夫ですよ」とにっこり返されたんです。その返し方が、本当に素っ気ないというか、痛みなんて慣れたもん、という感じで。いや、本当に強いんだな、と思いました。
それなのに、です。その方は新しい利用者さんのところへ身を寄せて、丁寧に、何度も何度も教えてくれていたんですよ。「こう持つと、こっちが安定しますね」「シールはここの角から、そうそう」。自分の足の痛みをわきに置いて、新しい仲間のために手を動かす。
正直なところ、私は胸が熱くなってしまいました 🌸。
午後が進むにつれて、その先輩の動きに、新しい利用者さんの動きが少しずつ重なり始めます。まだ完璧ではない。でも、確実に慣れてきた。そういう小さな変化が、その日はいとおしく見えました。
そして、作業の終わり間際に、ある利用者さんがおっしゃったんです。「今日、仕事帰りに整形外科に寄ってくるんです」と。足が痛いのに、ちゃんと自分のことを大切にしようとしている。痛みと向き合いながらも、こうして毎日、仲間のためにできることをしてくれている。
体調が優れない中での前向きさって、本当に静かで、でも確かな力があるんだな。そう感じた一日でした 🍀。
就労継続支援A型かえででは、こうした日々の小さなやり取りを大切にしています。もし事業所のことが気になられましたら、いつでもお気軽にお問い合わせくださいね。


