「先にやっちゃいます」の気持ちと、その日の梱包作業
2026年11月2日

秋の陽が窓からやさしく入る午前。ネット通販の梱包作業が始まりました。🌿
その日、あるメンバーさんと同じテーブルで作業することになったんです。シール貼り、袋詰め、検品──いくつもの工程があるんですが、いつもこの順番で進めていくんですよ。
作業が始まって少しすると、あるメンバーさんの手がすっと動いていくんです。「次はこれだな」と先読みして、自分のペースで進めてしまう。見ていると、隣にいるお仲間がまだ前の工程を続けているのに、もう次の作業に移ってしまっているんですね。😊
「あ、待ってください」と声をかけると、あるメンバーさんは「あ、そうですね」と返事をしてくれるんですが、作業が進むとまた同じことになってしまう。そういう繰り返しでした。
正直なところ、私たち支援員も最初は「どうしよう」と迷ったんです。叱るわけじゃなくて、このメンバーさんの意欲が見えるからこそ。きっと「早くやってあげたい」「自分が先に進めば流れがスムーズになるかも」そんなお気持ちなのかな、と感じました。💐
そこで、私たちが間に入って、その日は作業指示を出す形で進めることにしたんです。「まず、ここまで一緒に進めましょう」「ここで待ちます」って、その都度、声をかけながら。
すると、あるメンバーさんは静かに頷いてくれたんです。指示をきちんと受けとめようとする姿が見えて、ああ、この人は「自分のペースを意識する」ことを今、学んでいるのかな、って思ったんですよ。✨
一人で動いてしまう癖を直すって、簡単じゃないですよね。その日も完ぺきにできたわけじゃなかった。でも、声掛けに応えようとする気持ちが、確かに伝わってきたんです。
こうして、毎日のやり取りの中で、一つ一つが積み重なっていくんだと思います。チームで作業を進めるって、どういうことなのか。自分のペースと、周りのペースをどうやって合わせるのか。🍀
就労継続支援A型かえででは、こうした「働く」ことの細やかな部分も、一緒に考える場になればと思って、日々向き合っています。もし興味がありましたら、ぜひ見学や相談をお気軽にどうぞ。


