就労継続支援A型かえで

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チラシを逆さに入れてしまった午後、別の仕事で静かに力を発揮した|就労継続支援A型の現場から

2026年7月8日
チラシを逆さに入れてしまった午後、別の仕事で静かに力を発揮した|就労継続支援A型の現場から

七月の朝日が事務所の棚にあたる中、いつもより静かな雰囲気の作業開始でした。この日は複数の業務が重なっていて、インターネット通販の出品準備、梱包、発送に加えて、新しいチラシの封入という作業がありました。🌱

あるご利用者さんが、チラシを一枚一枚、袋の中に入れていく作業を担当することになりました。最初はていねいに、一枚、また一枚と進めていたんです。ところが、ふと気づくと、入れたチラシが逆さになっていたんですよね。ご本人も気づかれたようで、「あ…」という小さな声が聞こえました。

大丈夫ですよ、こういうことはありますから、と声をかけて、もう一度やり直していただきました。でもね、心配なことに、次の枚数でも同じことが起きてしまったんです。💚

そのときのご利用者さんの顔が、目に映っています。肩がすこし落ちて、視線も作業台から外れてしまって。「だめだ」という気持ちが、見ている私たちにもわかるくらいに、落ち込んでいらっしゃいました。完璧にやりたい気持ちが強い方なのかな、って思ったんです。

そこで、その作業は一旦お預けして、別の業務をお願いすることにしました。検品のお仕事です。ネット物販の梱包が終わった商品を、丁寧に確認していただく作業なんですよね。

作業を切り替えてしばらく経つと、ご利用者さんの表情が少しずつ戻ってきたんです。やることが決まると、集中できるタイプなのかな、という感じで、検品に向き合う姿勢も落ち着いていました。☺️

そして、午後も進んだころのこと。別のご利用者さんが梱包作業に使う重い箱を運ぶ必要があったんです。その話を聞いたあるご利用者さんが、「手伝いましょうか」というわけじゃなく、もう自分で動いてくださっていたんですよ。重い箱を、作業テーブルまで持って来てくれました。しかも、自然な流れで。

さっきまで落ち込んでいた、その同じ方だったんです。自分がうまくいかなくて悔しい気持ちもあったかもしれない。でも、仲間の困っている場面を見たら、そっと手を出せる。そういう優しさがある方なんだな、ってあらためて感じました。✨

朝には「できない」に見えたことが、午後には「誰かのために動く」に変わっていた。そういう柔らかさというか、その人らしい力の発揮の仕方が、この場所にはあるんだな、って思ったんです。

就労継続支援A型では、その人のペースで仕事を続けられます

この日のご利用者さんのように、作業がうまくいかない日もあれば、別の形で力を発揮できる日もあります。それが就労継続支援A型かえでという場所の、ひとつの良さだと感じています。

A型は、事業所と雇用契約を結び、労働者として働く福祉サービスです。最低賃金以上の給与が保障される代わりに、原則として週5日、営業日に通勤することが基準になります。でも、その「働き方」の中には、完璧さよりも、その人のペースや気持ちを大切にする柔軟性があるんですよね。

朝はチラシの封入がうまくいかなくても、午後は検品で集中できたり、仲間の手伝いで自分の役割を感じたり——そういう一日の中での変化を受けとめながら、一緒に仕事を進めていく。それが、この職場の支援の形なんです。🌸

どんな仕事をしているのですか

かえででは、ネット物販の出品や梱包、発送といった、インターネット通販に関わる業務が主になります。その他にも、データ入力や生成AIを活用した業務、動画編集やSNS代行など、PC・デジタルスキルを活かした仕事も行っています。

単純作業だけではなく、少し複雑な業務にも挑戦できるので、仕事のやりがいを感じながら、スキルを磨いていくことができるんですよね。

利用するには、どんな手続きが必要ですか

就労継続支援A型の利用には、まずかえでへお問い合わせいただくことをお勧めします。心身の状態や、仕事をしたいというご希望をお聞きした上で、サービス管理責任者が個別支援計画を作成していきます。

兵庫県高砂市を中心に、加古川市・姫路市・播磨町・稲美町からもご利用いただけます。また、お一人おひとりの状況に応じて、在宅での業務についてもご相談できる場合があります。

完璧を目指す日も、柔軟に工夫する日も、その人らしく仕事を続けていく——そんな働き方を、一緒に探してみませんか。

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