通販の発送準備で、淡々と、丁寧に。その日の現場で感じたこと
2026年9月16日

九月も中旬に入ったというのに、この時間の倉庫は、まだ湿り気を含んだ空気が漂っているんです。窓を開けても、外からはセミの声も聞こえなくなってしまいましたね。
その日も午前中から、発送作業が続いていました。ある利用者さんは、机の前に向かって、淡々と手を動かしていらっしゃいました。商品を確認して、伝票に目を通して、丁寧に袋へ入れていく。その繰り返しです。🌿
特に変わったことはない、ごく普通の日のはずだったんです。でも、私がその方の脇に立った時に気づいたんですよ。手元が、いつもより落ち着いているんだな、って。指が商品に触れる速度も、袋を合わせる角度も、すべてが「ちゃんと今、ここに集中しているんだな」という空気が伝わってくるんです。
午前中は、どうしても疲れやすい時間帯があるじゃないですか。立ったままの作業だと、足が重くなったり、気持ちがそわそわしたりすることもある。けれど、その日のこの方は、違いました。周りの音も、時間も、全部をさらりと受けとめながら、自分のペースを保ってくださっているんです。
お昼前に、PC入力の作業へ移っていただきました。通販データの入力は、地味だけど、間違えてはいけない仕事なんです。スピードより正確さが大事な作業だからです。席に座ったその方は、画面をじっと見つめて、一文字また一文字と、丁寧にキーボードを打ってくださっていました。時々、指が止まって、画面を見直す。そういう小さな確認の積み重ねが、本当に大事なんだな、って、毎回思うんです。✨
私の声をかけた時も、返事がきちんと返ってくるし、質問があれば、その質問の内容を聞き終わるまで、話をさえぎらずに待ってくださるんです。そういう『真面目さ』が、すごく自然に、その方の中に根づいているんだなって感じました。
正直、支援員をしていると、できたこと、できなかったことばかりに目が行きがちなんです。でも、その日のこの方を見ていて思ったのは、もう「毎日、ちゃんと来て、ちゃんと取り組んでくださっている」、そのこと自体が、どれだけ大事なんだろう、ということなんです。💐
誰も褒めてくれなくても、誰も見ていなくても、その日もその日も、同じように手を動かし続ける。そういう人生の営みって、本当に静かで、本当に深いんですよね。就労継続支援A型かえででは、こうした日々を大切にしています。
何か気になることや、働き方について相談したいことがあれば、お気軽にお問い合わせください。☺️


