就労継続支援A型かえで

スタッフブログ

受給者証を確認するその瞬間に。その日の作業で見えたこと

2026年7月27日
受給者証を確認するその瞬間に。その日の作業で見えたこと

七月も下旬に入り、午前の日差しがいっそう強くなってきた。かえでの事業所も、朝から蒸し蒸しした空気が漂っていて、利用者さんたちは作業に集中することで、その熱さをかき消そうとしているようにも見えます。

そんな午前中のことでした。いつものようにネット通販の梱包業務が進んでいて、ある利用者さんがていねいに商品を袋詰めしていた時のこと。ふと「受給者証の確認をさせていただきたいのですが」と、そっと声をかけさせてもらったんです。

受給者証というのは、就労継続支援A型を利用する方が持つ大切な書類。福祉サービスを受ける権利を示すものなので、私たち支援員は定期的にその有効期限や記載内容を確認させていただく必要があります。事務的な手続きのひとつなんですけれど、その時のその方の応じ方がね、すごく丁寧だったんです。

「あ、はい。わかりました」と、作業の手をそっと止めて、カバンから証を取り出してくれました。何か急かしたわけではないのに、すぐに対応してくれる姿勢。そして証を手渡すときの、その緊張感というか、「大事な書類だから」という気持ちが伝わってくるような、そういう丁寧さがあったんです。🌿

証を確認していると、その方は黙って見守ってくれていて。決して焦ったり、やり取りを急かそうとしたりする様子はない。ただ静かに、自分の義務のひとつとして、このやり取りに向き合っているんだなっていうのが感じられました。

確認が終わって証をお返しすると、「ありがとうございました」と言ってくれて、またすぐに作業に戻ってくれたんです。その瞬間、本当にあたたかい気持ちになったんですよね。

就労継続支援A型というのは、事業所と雇用契約を結んで、働く場所なんです。週五日通って、最低賃金以上の給与をもらう。つまりは労働者として、責任を持って動く立場。その方のこの丁寧な応じ方の中に、そうした「働く人」としての自覚が、ちゃんと根づいているんだなって感じたんですよ。🌸

事務手続きというのは、ときに煩雑に感じたり、つい後回しにしたくなる場面もあるかもしれません。でもそれらって、自分たちが安心して働き続けるためにとても大事なことなんですよね。それを、当たり前のものとして、静かに受けとめているその方の働きぶりが、本当に素敵だなって思ったんです。

午後の作業も進み、シール貼りや検品へと進んでいく中で、その方の手の動きは相変わらずていねいでした。あの受給者証確認のやり取りの中に見えた、その方の誠実さが、すべての作業に通じているんだなって、改めて感じたんですよ。☺️

毎日の小さな手続きや確認の中にも、人の大切な姿勢や想いが隠れているんだなっていうことが、あらためて心に残った午前中でした。

お問い合わせ