指示を確認しながら、丁寧に。その日の作業で見えた、ある利用者さんの歩みのこと
2026年6月26日
6月の日差しが強くなってきた午前中のこと。いつものネット通販の発送作業をしている利用者さんの様子が、ちょっと違っていたんです。
以前までなら、指示をもらってそのまま動く——そういう感じだったんですよね。それで十分に仕事は成り立っていたし、間違いもなかった。でも最近、その方の動きが変わってきたんです。🌿
その日も梱包の指示を受けたんですが、手を止めて、もう一度確認する場面がありました。「ここはこうですか?」と、小さな声で。それまでなら、そのまま進めちゃうタイプだったんですよ。でもそれじゃなくて、わからないと思ったことを、ちゃんと口にするようになったんです。
返事をすると、こくんと頷いて、また手元に戻る。そこからの集中力が本当に素敵だったんです。指示内容をもう一度思い出しながら、一つ一つ丁寧に。焦らず、確実に。その手つきを見ていて、思わず笑顔になってしまいました。😊
正直、ここまで変わるのに時間がかかったんです。でも、その時間の中で、この方は何かを掴んだんだと思う。「自分ですべてわかることなんてない」「わからないまま進むより、確認する方がいい」——そういう、働く上でとても大事なことを、自分で学んでくれたんですよ。
午後に別の作業に移ったときも、やっぱり同じでした。細かい指示内容を何度も目でたどって、手を動かす。ちょっと時間はかかるかもしれない。でも間違いがない。何より、自分で確認する習慣がついているから、今後もずっと頼りになるんです。✨
こういう変化って、ドラマみたいな一夜にして起こるものじゃなくて。毎日の地道な繰り返しの中で、少しずつ、積み重なっていくんだなあ、って改めて感じました。
自分のペースで確認しながら、着実に進むこと
ところで、こういう働き方の変化って、就労継続支援A型だからこそ生まれるんだと思うんです。かえででは、ネット物販の発送作業や在庫管理、内職といった仕事を通じて、事業所と雇用契約を結んだ上で、週5日働く形になります。
「週5日」「雇用契約」と聞くと、きっと大変そうに聞こえるかもしれません。でもね、だからこそ、その方のペースで、しっかり成長できる環境が整うんです。毎日同じ場所で、同じ仕事に向き合う。その繰り返しの中で、指示を確認する習慣も、丁寧さも、自信も——全部が育まれていく。
身体・精神・知的障がい、発達障がい、難病のある方が、高砂市・加古川市・姫路市や周辺地域からかえでに通ってくださっています。体調や通院が必要なときは、もちろんご相談に応じますし、個別の状況に応じて柔軟に対応することもできます。
その日その日の小さな成長が見える。確認する勇気が生まれる。そういう積み重ねが、いつか「この仕事、私にはできるんだ」という実感に変わっていく。その過程に寄り添うことが、私たち支援員の喜びなんです。🌸
もし今、就労継続支援A型での働き方に興味があれば、ぜひ一度かえでへお気軽にご相談ください。見学も大歓迎です。


