就労継続支援A型かえで

スタッフブログ

わからないところを確認しながら。その日の検品作業で見えたこと

2026年6月23日

梅雨の湿り気が残る午後、いつもより静かな作業フロアでした。🌿

その日、ある利用者さんに不良品の再検品をお願いしました。ネット通販の梱包・発送準備の流れの中で、すべての商品が条件を満たしているか、丁寧に見直す工程です。正直なところ、この利用者さんと一緒に仕事をしていると、いつも心がちょっと緊張するんですよ。というのも、発送準備の際に、つい隣の席の方へ話しかけたり、目が向いてしまったりすることが多かったから。その時間を、どう支えるか、いつも考えながら見守っていたんです。

だから、その日は少し身を引いて、静かに様子を見ることにしました。すると——。

ぱたぱたと、確認用の商品を手に取る音だけが聞こえます。一つひとつ、目を細めて調べている。「あ、これは…」と、何か引っかかったのか、手の動きが止まりました。私もそっと近づいて、「どうしましたか?」と聞いてみると、「ここ、ちょっと違う気がします」と、その理由を説明してくれたんです。指摘は正確でした。💐

それから先も、わからない点があるたびに、「これって、不良ですか?」「基準は、こうですか?」と確認しながら進めていく。その判別の速さ、正確さに、思わず「いいですね、丁寧ですね」と声をかけてしまいました。返ってきたのは、ほんのり笑った「ありがとうございます」。☺️

隣の席に目が向くこともなく、自分の仕事と向き合う。その日の午後は、そういう時間が続きました。完璧ではなくても、そうしようとしている姿勢がありありと伝わってきて。小さなことなんですけど、すごく嬉しかったんです。

働き方のペースを、一緒に考える時間

こういった場面を見ていると、就労継続支援A型で働くということの、本当の意味が見える気がします。ここは単なる作業の場ではなくて、一人ひとりが「自分のペースで、自分のやり方で、ちゃんと仕事をしていく」を学べる場なんですね。

週に何日通うのか、一日の中でどの時間帯に、どんな業務に取り組むのか——そういう働き方の基本は、個別支援計画の中で利用者さん一人ひとりと一緒に決めていきます。その日その日の調子や、今の課題に向き合う様子を見ながら、支援員としても「こういう働き方ならどうか」って提案したり、相談したりしているんです。高砂市のかえででも、梱包・検品・シール貼り、ネット物販の各工程を通じて、こういう個別のペースづくりを大事にしています。🌸

その日のこの利用者さんは、黙って、確認しながら、自分の仕事を進める時間を持てた。そういう瞬間の積み重ねが、本当の力になるんだと改めて感じます。

もし、自分のペースで、自分に合った働き方ができる場を探しているなら、一度かえでのことをご相談ください。見学だけでも、きっと何か感じるものがあると思います。

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